製造業で派遣勤務していた40代男性の派遣体験談です。参考にして下さい。
40代男性 製造業の派遣体験談
深谷東芝の液晶製造・検査をやっていました。
派遣会社で数年。
きっかけは、家に広告が投函されておりそれを見て応募しました。時給がいいことと、自宅から近いという事で応募したわけです。
液晶のまず仕組みから説明し、工程を説明します。液晶とは中に蛍光灯があると思っていただければと思います。そこにスイッチがあって、ついたり消えたりする事で、画像レジストと言いますが、これを偏光板という特殊ゴム(光学フィルム)を張り付けると、画像を見る事が出来ます。人間が物を見るというのは、照らされている明かりに、物体が反射し目に吸収され見えているのです。従って、明かりの無い所では物を見るという事はできません。液晶は、バックライトを使い光を出して映像が見ているのです。これに対して、バックライトの無い液晶は電卓などで、これは反射型と言って回りの光を利用して見えているのです。
その中で従事したのが、注入(液晶を入れる)、偏光板貼り、検査を担当していました。特に偏光板と検査はなががったです。偏光板は最初手動式(機械で貼りますが、一枚一枚貼る事から手動と言われています)と自動式があります。自動は、貼る前に清掃するカッターかけというのがありますが、これを自動でやる事になります。
検査は画像を店頭してみて、色抜け(欠線、あるいは滅点、あるいは輝点など点欠と言われる不良)、電圧測定、ガラスの傷などを検査します。これが終わるとスクライブと言って、切り落とします。主に携帯電話のガラスは、短冊と言って板チョコのようになっています。当時は折り畳み式携帯が主流で、これが連なっている事で、短冊という形で呼ばれていました。この後偏光板を貼られて、完成の検査をして終了です。
勤務は三交替制と二交代制があり7時間15分45分休憩で、時給は1200円でした。夜勤は夜勤手当が付くので、月収20万円と、特別賞与がちょっと出ました。二交替は12時間交代なので26万円くらいでした。
夜勤がやはりきついです。眠い上に朝寝なければなりません。外はうるさいし夏は暑い。ろくでもないです。
アドバイスですが、工場には色々な人が来ます。それによって人間関係も様々です。少ない人数ならいいんですが、時間と経過で人も色々入ってきます。盗難や喧嘩も絶えませんでした。入ったばかりでは平和なんですけど。特に試験がある訳ではないので、そうした人間性に問題がある人も多くいる事を頭に置いとかなければなりません